【今日のニュース】
政府・与党は、海外資産への相続課税を抜本的に見直す方針だ。相続人と被相続人が海外に5年超居住している場合、海外資産には相続税がかからないが、課税できるようにする。税逃れに歯止めをかける狙いだ。日本で一時的に働く外国人が死亡した場合、海外資産にも日本の相続税をかける現状も変える。自民税調は、2017年度税制改正大綱に盛り込む方向で議論を始める。富裕層の中にはシンガポールなどに資産を移し、5年を超えるように海外に住む人がいるという。財務省は日本国籍を保有する人や10年以上海外に居住していない人には海外資産にも相続税をかける案などを検討する。(日本経済新聞2016年10月21日朝刊紙面より)

【リーディング】
この「相続税、海外移住5年超す居住にも」という記事について、マルセイユタロットを1枚引きしました。すると、「悪魔」のカードの逆位置が出ました。

悪魔R
















「相続税、海外移住5年超す居住にも」という記事について、「悪魔」のカードの逆位置から見えてくるキーワードは次のようなものです。

●日本の納税を逃れるため、海外に財産を持ち出す人が増えている
●現在の日本の税制に課題あり
●今回の税制改正に課題あり
●国家権力で国と住民とのお金の隷属関係を強める

このような見立てです。

「悪魔」のカードを見ると、カードの中央に描かれている存在は「税金を徴収する人」、その両脇に描かれている2人の存在は「海外に移住して納税を逃れている人」を表わしているように見えます。両脇の2人の存在は、両手をうしろに隠し、足元には水のようなものが描かれていますので、自分の財産を隠すために海外に持ち出した人のようです。また、2人とも首に縄がかけられていますので、税金を徴収する人につかまっているようにも見えます。

今回の税制改正の動きは、日本国内で納税する人の公平性を考えた場合、必要なことかも知れません。しかし、カードが逆位置で出ましたので、タロットはこの税制改正について「課題あり」としています。

日本の法人税が高いために、シンガポールや香港など、法人税が安い国に会社を設立する経営者が増えている昨今、今回の相続税の改正を理由に、海外の高度人材が日本で働くことを敬遠するという動きに拍車がかかるといった懸念があるようです。日本で働くメリットがなくなればなくなるほど、有力な企業が海外に出てしまったり、日本における海外人材の登用が困難になったりするのであれば、結果として、日本経済に大きなダメージを与えると思います。

ですから、日本の税制については、政府が、「税金を徴収する」という視点だけに重点を置くのではなく、国民がより豊かに暮らせるようになるための「経済発展」や「生活向上」といった、より高い視点で制定していただきたいと思います。