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カテゴリ: 書籍

数秘の研究:「12」


西洋占星術は、10の天体と黄道十二宮(記号と具象的な図像でシンボル化されている)の回転を中心に成り立っている。宮は可能性の枠組みを創造し、支配天体は方向的な原動力として作用する。そしてこの両者の組み合わせが、地上と人体に影響を及ぼすと考えられている。

西洋占星術












参考文献:

シンボルの謎を解く (GAIA BOOKS)
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数秘の研究:「12」


中国では、宇宙のすべての要素は、受動的なエネルギーである「陰」と能動的なエネルギーである「陽」の相互作用によって支配されていると考えられていた。そのシンボルが太極図である。

12年で1回転する黄道的周期と地上の12方位が、12のシンボル的な動物によって表され、その年の特徴が対応する動物の特性によって説明される。

十二支











中国十二支










参考文献:

シンボルの謎を解く (GAIA BOOKS)
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小アルカナは、次の4つの組(suits・スート)に分かれる。

●剣(sword)
●杖(baton)
●杯(cup)
●玉(coin)

さらに、各組は、次のように分類されて構成される。

●宮廷カード(court card)…4枚の人物を示すカード
 ・小姓(page)
 ・騎士(knight)
 ・女王(queen)
 ・王(king)

●数カード(pip card)…1から10までの数字を示すカード

数カードにおいては、エース(ace)だけは特別で、各組の中心となるイメージが図案化され、美しく装飾されている。

どの組もそれぞれ独自の性質を表す。

剣(sword)…男性原理
杖(baton)…男性原理
杯(cup)…女性原理
玉(coin)…女性原理

剣(sword)…風
杖(baton)…火
杯(cup)…水
玉(coin)…地

概して、小アルカナは日常生活に関係した事柄を表し、大アルカナは宇宙と世界の根本原理を表す。(シンボル of 聖なる秘儀 p.758-759より)

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シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)
ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24





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世界
















タロットカードの中でも、このカードほど豊かなシンボリズムの世界を見せてくれるものはない。

月桂樹で出来た輪の中で裸の女性が踊り、カードの四隅には、預言者エゼキエルの書に出てくる4つの生き物が陣取っている。それらは、物質の四大要素を表しているとも、黄道十二宮の4つの固定星座(水瓶座、獅子座、蠍座、牡牛座)を表しているともいわれている。キリスト教的な解釈では、それらは4人の福音伝道者を表しているとされている。

このカードは特に肯定的なカードで、人生のある段階を成功のうちに終えたこと、そして、次の新たな人生の始まりが約束されていることを示す。

《正位置の意味》
●成功裡の完結
●満足感

《逆位置の意味》
●欲求不満
●満足のいく結果が得られないこと


シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)

ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24


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審判
















このカードの意味するものは、「最後の審判」をテーマにしていることから、生起したことの総括と評価である。

カードの前景には、墓から蘇った死者が見え、その人物は、カードの上半分を支配する天使のトランペットによって呼び出されたようである。

このカードの場合は、正位置の意味と逆位置の意味の違いは明確である。正位置のときは、いま完結したばかりの人生のある段階の満足を表わし、逆位置のときは、後悔と呵責の念を表す。

《正位置の意味》
●人生のある段階、または特別な出来事における、満足のいく結果

《逆位置の意味》
●最近起こった出来事に対する後悔
●一連の行動の決着が遅れる可能性


シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)

ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24


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太陽
















タロットカードの中で、もっとも楽観的な印象を与える1枚である。太陽は、達成と均衡、幸福の最も高い理想を意味する。

伝統的な形状の太陽には、人の顔が描かれ、それは壁に囲まれた楽園に立つ双子に慈悲深い光線を降り注いでいる。

時に双子の代わりに、1人の少年が馬にまたがる姿が描かれていることもあるが、馬は伝統的に太陽神ジュピターとつながりの深いシンボルである。


《正位置の意味》
●成功を達成したあとの幸福感と満足

《逆位置の意味》
●幸福感が減退した状態


シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)

ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24


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月
















このカードは否定的な意味を持っている。

カードの上部には、月いっぱいに、ひとりの老女の顔が描かれている。それは、月とともに女性原理を表わす。そしてここでは、老いと孤独を象徴している。

月に向かって犬と狼が遠吠えし、前景の沼からは邪悪な顔をしたザリガニがはい出してきている。それはまるで魂の暗闇から抜け出てきたようである。

カード全体に、方向性の無さや混乱の雰囲気が漂っており、個人的な過誤の網に絡み取られた感覚を持つ。

《正位置の意味》
●抑うつ状態
●物事を明確に把握しきれないことから生ずる混乱

《逆位置の意味》
●抑うつ状態がさらに悪化した状態
●絶望
●助けを求める悲痛な叫び


シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)

ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24


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星
















ひとりの裸の女性が、2つの壺から水を地面に注いでいる。彼女は、死んだ恋人を蘇らせようとして生命の水を探すバビロニアの女神シュタルだという説もある。

背景の空には、ひときわ大きな八芒星が輝き、それを7つの小さな星が囲んでいるが、その星はおそらくプレイアデスであろう。

このカードの主要な意味は、健康と命の回復であり、特に苦難と抑圧の時期を乗り越えた後のそれである。

《正位置の意味》
●新生と新たな望み
●達成の見込み

《逆位置の意味》
●減衰する生命力
●幸福への何らかの障害(しかしそれはなお達成可能)


シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)

ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24


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神の家
















このカードは、一見したところ、破滅している状態を表わしているように見える。しかし、警告を発するタロットカードの多くがそうであるように、何かしら明るい側面も見ることができる。確かに直接的な印象は災厄そのものである。王冠を戴く塔は、稲妻に打たれ、住人は窓から放り出されて死へと向かっている。激しい衝撃によって王冠が引き剥がされているように見えるが、それは自我に対する攻撃を表わしているのだろう。このカードは確かに非常に破壊的で暴力的な様相を帯びているが、同時に、どんな災難からでも何らかの有益なことを学ぶことができるということを示していると見ることもできる。このカードでは、逆位置の方が正位置よりも状況が穏やかである。

《正位置の意味》
●騒乱
●破壊
●突然の暴力的喪失

《逆位置の意味》
●(正位置の)より穏やかな状態


シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)

ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24


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悪魔
















このカードのテーマは、いうまでもなく、中央の悪魔の肖像である。悪魔は、コウモリのような翼を持つこともあれば、山羊の形をしていることもある。そしてその下には、2体の、悪魔のような生き物がいるが、2体とも首輪で台につながれている。中央の悪魔の頭から2本の角が生えているものもあるが、こちらはケルトの牡鹿の神で、繁殖の象徴であるケルヌンノスから連想されたものであろう。

死のカードと同様に、このカードの意味も単純ではない。このカードは、すべての物事が真の混乱状態にあることを象徴するよりは、人生において避けられない不都合、不快な日常的瑣事(さじ=些細なこと)を表す。

《正位置の意味》
●欲求不満
●憂鬱な感覚
●人生の物質的な側面の過大な負担

《逆位置の意味》
●過度の欲求不満
●物質的な側面が過激になること
●完全なる邪悪


シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)

ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24


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節制
















古代ギリシア以来の西洋の中心的な徳目である4つの枢要徳(智恵、勇気、節制、正義)のうち、3つ(勇気、節制、正義)は、タロットカードでテーマとして表わされている。節制はこの中の1つである。

節制のカードに描かれている女性は、多くの版では、翼があり、片方の壺からもう片方の壺へとある液体を移し替えている。

背中の翼が強調されていることから、彼女を聖書に出てくる天使の1人とみる説もあるが、古典時代の翼がある女神像から発想されたものとする説の方が有力である。

片方の壺からもう片方の壺への液体の移し替えは、すべての物事をうまく配合することの必要性、そして、正しい釣り合いが取れるまでさまざまな要素を勘案することの必要性が示されている。

《正位置の意味》
●釣り合い
●人格的な面での釣り合い
●困難な状況を操ることができる成熟

《逆位置の意味》
●利害の衝突
●決断の際の優柔不断


シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)

ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24


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13
















ほとんどの版に、骸骨の形をした死神が大鎌を操り、そのまわりには、死んだばかりの人の四肢が散乱している図柄が描かれている。

恐ろしく凄惨な場面が描かれているが、このカードが実際の「死」を意味することはほとんどない。むしろ、人生のある場面から他の場面への変化を表わし、新しい人間関係の始まりなどの、幸福の到来さえ表わすこともある。

とはいえ、このカードには、変化は肯定的な気持ちで受け止めなければならないという強い意味が含まれている。

《正位置の意味》
●変化
●交代
●新しい人生の始まり

《逆位置の意味》
●不愉快な変化
●悲しむべき変化
●苦悶を伴う変化


シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)

ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24


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宙吊りR
















吊るされた男は、タロットカードの中でも最も不可思議なカードで、その意味を十分に説明しようとする多くの試みに反抗し続けている。

中心となる人物は、片足を縄で縛られ、横木から逆さまに吊り下げられているが、不思議なことに、その顔には満足の笑みが浮かんでいる。ポケットからコインがこぼれ落ちているデッキもあるが、それは彼が、現世的な物質的利益には目もくれないということを暗示しているようである。そこからこのカードは、犠牲という概念を表わしていると推察される。

《正位置の意味》
●価値ある目的のための献身
●より大きな善のための犠牲

《逆位置の意味》
●責任感のなさ
●目的を達成しようという意志の欠如


シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)

ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24
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力
















古代ギリシア以来の西洋の中心的な徳目である4つの枢要徳(智恵、勇気、節制、正義)のうち、3つ(勇気、節制、正義)は、タロットカードでテーマとして表わされている。「勇気」はこの中の1つである。

勇気のカードには、ライオンの両顎をその強い力で開いているひとりの女性、あるいは、ネメアの獅子と闘っているヘラクレスの肖像が描かれている。

ライオンは、正位置(肯定的な意味)では、心の強さや勇気を表すが、それは、強い感情が正しく導かれ、コントロールされているときに限られる。逆位置(否定的な意味)では、自己抑制が効かないことを意味する。

《正位置の意味》
●力のある感覚
●よく制御された力
●徳の1つである勇気

《逆位置の意味》
●力不足の感覚
●不十分の感覚
●誤って使われた力


シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)

ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24
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運命の輪
















このカードのテーマは、車輪そのものである。この車輪には、何匹かの動物が危なげにつかまっている。車輪の上には、回転を取り仕切る人物(動物)が乗っているが、この車輪に乗っているのは、女神フォルトゥナやスフィンクスの場合もある。

このカードの主要なテーマは、「われわれの人生における偶然の出来事が果たす役割」であり、私たちは、願わくば幸運や予期せぬ利得などの形であらわれてほしいと願うものである。

しかし逆位置で現れた場合は、まったく逆の意味を表わすことになる。すなわち、不運に見舞われる可能性であり、それは状況を好転させようと必死にもがけばもがくほど、ますます不運になっていくことがある。

《正位置の意味》
●予期しない幸運
●努力なしに得られた成功

《逆位置の意味》
●予期しない不運
●あらゆる努力も虚しく失敗すること


シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)

ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24
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隠者
















このカードには、長い修道衣をはおり、ランタンを提げた、ひとりの年老いた男の姿が描かれている。ランタンが砂時計に変えられているものもあるが、こちらは時間と忍耐とのつながりを示している。

隠者は他の人々から孤立している人であるため、独立心と内省的性質、そして魂の探究の必要性を表わすと見られている。

リーディングの最中にこのカードが出てきたときは「内省」と「自分で判断する必要性」が示唆されていると考えられる。


《正位置の意味》
●熟慮する必要
●自分の秘めたる力を引き出すとき

《逆位置の意味》
●他人からの孤立
●人の支援に対する無益な拒絶


シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)

ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24
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正義
















古代ギリシア以来の西洋の中心的な徳目である4つの枢要徳(智恵、勇気、節制、正義)のうち、3つ(勇気、節制、正義)は、タロットカードでテーマとして表されている。正義はこの中の1つである。

正義のカードは、さまざまな変更を受けてきた。例えばあるデッキでは、正義のカードの番号は「11」となっており、勇気のカードが「8」となっている。これは、獅子座と天秤座の順番に合わせるためである。

徳を表すカードはすべてそうであるが、正義はひとりの女性で表されている。彼女は裁判者の席に座り、「論理的判断」と「公平」を表す聖剣と天秤を手にしている。

《正位置の意味》
●公平で理にかなった裁き
●頑迷な偏見に対する勝利

《逆位置の意味》
●不公平な裁き
●先延ばしにされた裁き
●不平等と偏り


シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)

ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24
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戦車
















戦車は、2頭の馬(スフィンクスのときもある)に引かれているが、手綱はない。そのため、冠をかぶり武装した騎士は、意思の力だけで馬を操っていることが示唆されている。そこから、このカードは、人間の自我と野望を表す。2頭の馬が白と黒に塗り分けられているカードもあるが、それは、それぞれ男性原理と女性原理を表し、人格内のさまざまな側面の衝突が、個性の強さによって制御されていることを表す。

《正位置の意味》
●不利な状況を克服する能力
●目的を達成しようとする野望と決意の強さ

《逆位置の意味》
●制御不能
●個人的生活の混沌
●他人に対する思いやりのなさ


シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)
ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24
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恋人
















このカードは、時代ごとに、異なった絵柄で描かれたり、さまざまに解釈されたりしてきた。

たくさんあるバリエーションの中で古いものは、1人の男性が2人の女性のどちらかに求婚するか迷っている場面が描かれており、彼らの上方に浮遊する肥満した天使は、求婚者の心臓めがけて恋の矢を射ようとしている。

新しいデッキでは、エデンの園のアダムとイヴが描かれている。とはいえ、それらの図柄は、「正しい選択と決断」というこのカードの主要な意味を曖昧にしていると言えなくもない。

《正位置の意味》
●(恋愛に関するものとは限らない)難しい決断、重要な約束をする前の熟慮

《逆位置の意味》
●選択の先延ばし
●決断力のなさ
●誤った判断

シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)
ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24
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教皇
















古いタロットのデッキでは、宗教的権威のシンボルとされたが、現在ではむしろ、見識ある専門的なアドバイスや相談を表すことが多い。

古代ギリシャの神託を告げる人であった祭司長は、多くの場合、手前に双子を伴っているが、彼らは知識と祝福を請い願っているものたちを代表する。彼らは時に、聖人の法服に伸ばした2本の手だけで表されることもある。

《正位置の意味》
●宗教的な導き
●権威
●建設的な相談

《逆位置の意味》
●心もとない助言
●誤った指導
●不適切な発言

シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)
ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24
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皇帝
















この全能の人物には、責任感の強さと意志の堅固さがあらゆる面に現れている。彼の姿勢には、権力を握ったものの風格が漂う。彼は横を向いているが、それは自らを、見る者から遠ざけていることを意味する。

また物質世界に対する彼の支配は、「4」の字に組まれた彼の足に表されている。それは四大要素を表している。

《正位置の意味》
●責任を負う能力
●前進して実行する能力
●決断力の強さ

《逆位置の意味》
●権威に対する反抗
●未熟であること
●決断力のなさ

シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)
ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24
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女帝
















女性原理の、より実践的な、母親的側面をあらわしているこの人物は、威厳に満ちているが、慈悲深い王妃のような存在で、豊饒のシンボルや、出産、結婚、家事と関係するものに囲まれていることが多い。女帝のカードは、他人に対する実践的で思いやりのある、寛大な態度をあらわす。

《正位置の意味》
●行動における堅実さ
●幸福と安全の促進

《逆位置の意味》
●行動力と集中力の欠如
●家庭内に問題が起きる可能性
●出産の困難

シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)
ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24
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女教皇
















女司祭長と呼ばれることもあるこのカードは、現実には有り得ない女性の教皇をあらわしている。

彼女は、無意識の領域や直観的認識を象徴する。彼女はたいてい、ボアズ(闇)とヤヒン(光)、あるいは、アルファとオメガと呼ばれる2本の柱の間に座っている。前者は黒い色に塗られ、神秘と直感などを意味する女性原理のシンボルであり、もう一方は、白い色に塗られ、合理主義などを意味する男性原理のシンボルである。

《正位置の意味》
●真実
●直観的な智恵と知識
●男性人格の中の女性的側面

《逆位置の意味》
●表面的
●人格的調和の欠如
●人格の女性的側面または直観的側面の抑制

シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)
ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24
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仕事師
















この人物は、タロットカードが数世紀を経るなかで、単なる遊びの道具から占いの道具へと変わっていったことを最もよく物語るものである。

魔術師は、テーブルまたは露店の売り台の上にいろいろなものを並べて売っており、片手には杖を持っている。その杖は、彼が魔法の力を持ち、並外れた技量の持ち主であることを暗示している。もう一方の手は、目の前にある品物を指差しているが、それは彼が日常的な出来事をよく支配できることを意味している。

より新しい版では、彼の前に、剣(swors)、杯(cup)、杖(baton)、玉(coin)が並べられているが、それは人生を支配する4つのスート(suit)をあらわす。それはまた占いを行う者に、重層的な意味の解釈の機会を与える。

《正位置の意味》
●日常生活において自信と手腕がある
●人との交際や交渉において、説得力があり、相手を魅了する力がある。

《逆位置の意味》
●日常生活において自信と手腕が欠如している。
●人との交際や交渉において、自分の意思を伝えることができない。
●効率の悪さ
●悪智恵や狡猾さ


シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)
ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24
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タロットカードは、私たちを神秘的で奥深いシンボリズムの世界へと引き込む。そして大アルカナは、そこに描かれている宗教的および世俗的経験の元型を通して、人生の重要な側面を語る。

カードの1枚1枚が、人間存在の根底に横たわる根本原理を暗示している。1枚目から21枚目までの全体を見るとき、その連続性は、誕生から青年時代を経て、死そして再生へと向かう人間の一生を暗示している。それはまた、無知から最終的な悟りへと到る解脱の旅ともいえる。(シンボル of 聖なる秘儀 p.712-715より)

愚者世界










シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)
ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24





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タロットカードは無限の魅力を秘めたシンボリズムの世界そのものであるが、その起源は謎に包まれている。

最も信憑性の高い説によると、タロットは、15世紀の北イタリアで、カードゲームの道具として誕生したらしい。現存する最古のタロットカードは、1450年頃に画家ボニファシオ・ベンボ(Bonifacio Bembo 1420-1480)が、ミラノのヴィスコンティ/スフォルッア家のために制作したもので、どのカードにも数字は入っていない。

ヴィスコンティ・スフォルツァ版タロット(Visconti Sforza Tarocchi)

Viscontisforzatarot
15世紀に描かれたヴィスコンティ・スフォルツァ版デッキ





















カードを使ったゲーム(使用する枚数はまちまちであったが)は、その後、ヨーロッパ全体に広まっていったが、タロットカードについて最初に解説した文書が現れたのは、1659年フランスにおいてであった。タロットカードと秘教や占いの結びつきはそれほど古いことではなく、スイスのプロテスタント牧師で、フリーメーソンの会員であったアントニオ・クール・ド・ジェブラン(Antoine Court de Gebelin 1725-1784)によって始められたと伝えられている。タロットカードは古代の賢者たちの叡智を図像化したものであるという彼の考えは、19世紀に大西洋の両側で神秘主義者によって受け継がれたが、なかでも、黄金の夜明け団(The Hermetic Order of the Golden Dawn)が有名である。その団員の中には、アイルランドの詩人ウィリアム・バトラー・イェイツ(William Butler Yeats 1865-1939)や、イギリスの神秘主義者アレイスター・クロウリー(Aleister Crowley 1875-1947)などがいた。

その起源が何であれ、占いに用いられるとき、タロットカードのシンボル体系は、眼前に豊かな意味の世界を展開する。それはおそらく、カードが直接古代の智慧や神話を題材にして創造されたものではないにしろ、ユングが示したように、人間が無意識の中にある元型を繰り返す存在だからであろう。タロットカードが人を惹きつけてやまないのは、それが善と悪、男性原理と女性原理の対位、そして4つの要素、空気、水、火、地の相互作用等々、人間の元型を図像化しているからである。

現代のタロットカードは78枚のカードからなり、内訳は、数が割り当てられている21枚の特別なカードと、数のない1枚のカード(愚者)、そして、マークの個数で数を表す10枚のカードと4枚の宮廷カードで1スートになったものが4スートである。

カードの意味するものをリーディングしていくとき、カードが逆さまの位置なって現れる場合があるが、その場合はたいてい、カードの意味が「リバース(逆転)された」と考え、新たな解釈の可能性が生まれる。

タロットカードの多くが、精巧に描かれた美しい霊感を刺激する絵柄で、見る人を独特の世界に誘い込む。(シンボル of 聖なる秘儀 p.712-714より)

シンボル of 聖なる秘儀 (GAIA BOOKS)
ロバート・アドキンソン
産調出版
2011-01-24

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ソウルカードについて

タロットカードには、自分自身のソウルカード(soul card)というものがあります。これは、「自分の内面性」をあらわすカードです。ソウルカードは、心の9つの類型であり、自分の内面性がどの類型に属しているのかを見ていきます。


ソウルカードの算出法


まず最初に、調べたい人の生年月日(西暦)を、すべて「一桁の数」として考えます。そして、「一桁の数」になるまで、足し続けます。ソウルカードは、
1(仕事師)から9(隠者)の9枚のどれかに当てはまります。


ソウルカードの算出例


(例1)
1958年12月24日に生まれた人のソウルカードを調べたい場合:
1+9+5+8+1+2+2+4=32 → 3+2=5

パーソナルカードは「5」=「教皇」

教皇
















(例2)
1987年9月26日に生まれた人のパーソナルカードを調べたい場合:
1+9+8+7+9+2+6=42 → 4+2=6

パーソナルカードは「6」=「恋人」

恋人
















《参考資料》
タロットワークブック あなたの運命を変える12の方法
メアリー・K・グリーア
朝日新聞出版
2012-07-06




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パーソナルカードについて

タロットカードには、自分自身のパーソナルカード(personal card)というものがあります。
これは、「自分の外面性」をあらわすカードです。このカードから、自分の人格などを見ていきます。


パーソナルカードの算出法


まず最初に、調べたい人の生年月日(西暦)を、すべて「一桁の数」として考えます。そして、その「一桁の数」を1つ1つ足し算していきます。合計した数が21以下であれば、その数がパーソナルカードとなります。合計した数が22以上であれば、その数から22を引いた数がイヤーカードになります。パーソナルカードは、
0(愚者)から21(世界)の22枚のどれかに当てはまります。


パーソナルカードの算出例


(例1)
1951年2月3日に生まれた人のパーソナルカードを調べたい場合:
1+9+5+1+2+3=21

パーソナルカードは「21」=「世界」

世界
















(例2)
1987年10月28日に生まれた人のパーソナルカードを調べたい場合:
1+9+8+7+1+0+2+8=36 → 36-22=14

イヤーカードは「14」=「節制」

節制
















(例3)
1951年12月3日に生まれた人のパーソナルカードを調べたい場合:
1+9+5+1+1+2+3=22 → 22-22=0

パーソナルカードは「0」=「愚者」

愚者
















《参考資料》
タロットワークブック あなたの運命を変える12の方法
メアリー・K・グリーア
朝日新聞出版
2012-07-06
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イヤーカードについて

タロットには、自分自身のイヤーカード(year card)というものがあります。これは、自分の「今年の傾向性」をあらわすカードです。このカードから、自分自身の今年の目標や使命、学びや経験などを見ていきます。


イヤーカードの算出法

まず最初に、算出したい年(西暦)と、調べたい人の誕生日(●月●日)を、すべて「一桁の数」として考えます。そして、その「一桁の数」を1つ1つ足し算していきます。合計した数が21以下であれば、その数がイヤーカードになります。合計した数が22以上であれば、その数から22を引いた数がイヤーカードになります。イヤーカードは、0(愚者)から21(世界)の22枚のどれかに当てはまります。

イヤーカードの対象期間は12ヶ月です。イヤーカードがいつ始まるかを決めるには、2つの方法があります。その年の1月1日から12ヶ月を対象期間とするか、自分の誕生日から12ヶ月間を対象期間とします。この2つの方法のうち、どちらを対象期間とするか、自分自身のルールを決めておきます。


イヤーカードの算出例

(例1)
1960年5月20日に生まれた人の2016年のイヤーカードを調べたい場合:
2+0+1+6+5+2+0=16

イヤーカードは「16」=「神の家」

神の家
















(例2)
1987年9月28日に生まれた人の2016年のイヤーカードを調べたい場合:
2+0+1+6+9+2+8=28 → 28-22=6

イヤーカードは「6」=「恋人」

恋人
















《参考資料》
タロットワークブック あなたの運命を変える12の方法
メアリー・K・グリーア
朝日新聞出版
2012-07-06





《参考資料》


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タロットプロフィールについて

タロットプロフィールとは、自分のタロットシンボルからガイダンスとインスピレーションを得る方法です。バスク文化を専門とする人類学者であり、タロット講師でもあるアンジェリス・エイリーンは、どのようにして自分の生涯を表す大アルカナのカードを求めるのか、その方法を紹介しています。ある意味、これは西洋占星学の「太陽のサイン」(一般的に言われる誕生星座)とよく似ています。タロットに表されているような古代からの元型的シンボルと、自分はどのように関連しているのか、それを調べるには理想的な方法です。これは、あなたの人生の意義と目的は何なのか、その洞察を得るのに、タロットはどのような助けとなってくれるのか、それを発見する方法でもあります。

タロットプロフィールの種類

パーソナリティカード
ソウルカード
イヤーカード

惑星








《参考資料》
タロットワークブック あなたの運命を変える12の方法
メアリー・K・グリーア
朝日新聞出版
2012-07-06

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運命の車輪(Wheel of Fortune)

時の経過とともに、社会の頂点にあった者がいつしか社会の底辺に沈み、その逆もあり得る。この人生の予測不能さを象徴しているのが運命の車輪である。頭に冠を戴き、時に目隠しをしていることもある運命の女神〔その先駆けは、ギリシア神話におけるテュケーΤύχη, Tȳchē)、/ローマ神話におけるフォルトゥーナ(Fortuna)〕が車輪を回している姿が、ルネサンス期の絵画に多く見られる。

Bavarian Atate Library, Munich, Codex Buranus (Carmina Burana) Clm 4660; fol. 1r with the Wheel of Fortune
Fortuna
















運命の輪

















参考文献:

シンボルの謎を解く (GAIA BOOKS)
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運命を決めるもの(Influencing fate)

変転極まりない人生の諸相を観照するなかで、あらゆる時代、あらゆる文化の人々が、人の一生は神の手によって支配されていると結論付けた。この概念は、神話や美術のなかで、「運命の車輪を回す運命の女神」や、「運命の糸を紡ぐ3人の女神」などとして表象されてきた。そして人間は、何らかの形で自分たちの運命を自ら支配する手段を得ようと、たとえば元型的シンボルに満ちたタロットカードのような占いや運勢判断に未来を問いかけ、邪悪なものから身を守るシンボル的なパワーを持つ護符を身につけ、錬金術のような複雑なシンボル体系を発展させた。

Beham, (Hans) Sebald (1500-1550): Fortuna. Engraving, allegorical figure representing Fortune, 1541
Fortuna

















運命の輪

















参考文献:

シンボルの謎を解く (GAIA BOOKS)
クレア・ギブソン
産調出版
2011-09-22

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雲(Clouds)

絵画では、雲は、多くの場合、単純に、降雨そして豊穣を象徴する。しかし、雲はまた、目に見えるが非物質的であり、常に形状を変化させ、その背後にあるものを覆い隠し、時に、神々しい光の帯を地上に投げかけ、神秘的な雰囲気を漂わせる。こうして雲は、神の玉座、乗り物、さらには神の隠れ家さえも意味するようになった。(クレア・ギブソン著「シンボルの謎を解く」p.13より

Corrado Giaquinto: Spain pays homage to Religion and to the Church(宗教と教会に敬意を払うスペイン)
Corrado_Giaquinto













審判

















参考文献:

シンボルの謎を解く (GAIA BOOKS)
クレア・ギブソン
産調出版
2011-09-22


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数秘の研究:「3」


絵画や彫刻で、3つの頭部を合体させた神の姿で表されることが多いヒンドゥー教のトリムルティ(三位一体)は、ブラフマー(創造の神)、ヴィシュヌ(繁栄の神)、シヴァ(破壊の神)によって構成されている。彼らは一体となって宇宙の本質、そして万物の誕生、生命、死の相関原理を表す。

トリムルティ








参考文献:

シンボルの謎を解く (GAIA BOOKS)
クレア・ギブソン
産調出版
2011-09-22

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聖マタイ、聖マルコ、聖ルカ、聖ヨハネという4人の福音書記者は、はじめは神の玉座を囲む天使(ケルビム)と結びつけられていたが、5世紀以降は「4つの生き物」(テトラモルフ)をそのシンボルとすることが多くなった。おそらくこれは占星術の理論からの影響によるものと思われるが、教会博士聖ヒエロニムス(348-420)は、こうした結びつきの根拠を次のように説明している。

(有翼の)人間の姿がマタイのシンボルとなったのは、その福音書がキリストが人の子として生まれたことから始まっているからである。ライオンがマルコのシンボルになったのは、その福音書が「荒れ野で叫ぶ者の声」−洗礼者ヨハネの説教−とともに始まるからである。ルカの場合は、福音書の冒頭に祭司ザカリアがつとめを行なう場面があるため、犠牲獣である雄牛(雄の子牛)がシンボルとなった。そして鷲(ワシ)がヨハネのシンボルとなったのは、その福音書が、精神を天のいと高きところへの飛翔へと誘う、際立った内容をもつからである」

世界
















しかしこれよりも早く、すでに180年頃に、リヨンの司祭エイレナイオスが、4人の福音書記者を、それぞれの理念上の特徴に従って、「4つの生き物」と結びつけている。ただし彼は、これらの特徴を詳しく描き出すことはせず、ただ福音の4通りのあらわれに触れているのみである。すなわちエイレナイオスは、ライオンは王者の如き行動力をあらわし、雄の子牛は生贄の祭祀を、人は神の子キリストが人間として生まれたことを、鷲(ワシ)は教会を貫く神の息吹(プネウマ)をあらわす、と述べるにとどまっている。

やがて、4人の福音書記者は、旧約聖書の偉大な4人の預言者(イザヤ、エレミア、エゼキエル、ダニエル)や、後の4大教会博士(アウグスティヌス、アンブロシウス、ヒエロニムス、大グレゴリウス)と対比されるようにもなった。

ゲルト・ハインツ=モーア(Gerd Heinz-Mohr 1913-1989)は、『西洋シンボル事典』(1981年版)の中で次のように述べている。

「尊厳、力、洞察、柔軟性などを体現する存在としてどのような生き物を想定するかという問題は、いうまでもなく非常に古い、先史時代以来のテーマである。また4つの枢要徳(賢明、剛毅、節制、正義)を生き物と結びつける考え方もやはり古くから見られた」

4人の福音書記者は、しばしば、古代ローマの外衣(toga トーガ)を身につけた哲学者風の姿で、本や書見台とともに描かれ、中世初期の図像では、しばしば彼らのシンボルである「生き物」を伴っている。また4人の伝える福音が、楽園の4本の川に喩えられていることもある。

「4つの生き物」の中では、「マルコのライオン」がヴェネツィア共和国(1979年まで)やヴェネツィア市の紋章の図案に用いられ、とりわけよく知られるようになった。このライオンは、右の前足で本を開いており、そのページには、次のような銘文が記されている。

Pax tibi Marce evangelista meus 「わが福音書記者マルコよ、汝に平和あれ」

「マルコのライオン」は現在、イタリアの海軍旗や商船旗にもみられる。(ハンス・ビーダーマン著「図説・世界シンボル事典」p.364-365より

参考文献:
マルコ福音書とライオンのシンボル

図説 世界シンボル事典図説 世界シンボル事典 [単行本]
ハンス ビーダーマン
八坂書房
2000-11
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テトラモルフ(4つの生き物)は、実際には、(第四の)人間と結びついた3つの生き物である「獅子、牡牛、鷲(わし)、翼をもった人間」のことである。

これらは、黄道十二星座における十二宮の4つの不動宮のイメージから派生した。秘教的な占星術の天宮人論(天球人を参照)では、次のように解釈される。

●獅子…人間の感覚的要素(心臓)を表す
●牡牛…意志的生活あるいは肉体的要素を表す
●鷲…高級な思考能力を表す
●翼をもった人間…人間の形をとったこれら3つの能力

世界
















オカルトの事典
フレッド ゲティングズ
青土社
1993-04

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新約聖書『ヨハネの黙示録』第4章(第1節〜11節)にも、神の玉座をとりまく「4つの生き物」が登場する。

これは明らかに、占星術における「不動十字形」をもとに形づくられたイメージである。「不動十字形」とは、黄道十二宮のうちの4つの不動宮である金牛宮、獅子宮、天蠍宮、宝瓶宮(それぞれ春分、夏至、秋分、冬至という春夏秋冬の中心となる日を含んでいる)が十二宮上につくる十字形のことであり、「黙示録」のイメージの中では、天蠍宮の蠍(サソリ)の代わりを鷲(ワシ)が、宝瓶宮の「水の精」の代わりを人間がつとめている。(ハンス・ビーダーマン著「図説・世界シンボル事典」p.364より)

世界
















図説 世界シンボル事典
ハンス ビーダーマン
八坂書房
2000-11
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旧約聖書「エゼキエル書」第1章(第1節〜第10節)に出てくる「4つの生き物」(Tetramorph・テトラモルフ)の姿は、明らかに、「世界の四隅の番人」、あるいは、「天空を四方から支えるもの」、という古代オリエントに広く見られたイメージの影響下に生まれたものであり、さらにさかのぼると、同地の占星術における黄道十二宮のシンボルがその背景にある。(ハンス・ビーダーマン著「図説・世界シンボル事典」p.364より)

世界
















Tetramorph From Wikipedia, the free encyclopedia


図説 世界シンボル事典
ハンス ビーダーマン
八坂書房
2000-11
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大きな鎌とは、大昔からある収穫用の農具で、すでに新石器時代の農耕文化に見られ、はじめは火打石から作られた。後にその形から三日月と結びつけられ、祭祀で用いられるシンボルとなった。

古代バビロニアの守護神マルドゥクの武器のように、湾曲した刃を持つ剣もしばしば鎌と呼ばれた。古代ギリシアの詩人ヘシオドスの叙事詩である神統記によると、クロノス神Kronos(ローマ神話ではサトゥルヌス)は原初の神である父ウラノスを鎌で去勢し王座についたが、その後息子のゼウス(ローマ神話ではユピテル)に雷で打たれ、王位を奪われて追放されたという。鎌をアトリビュートとするクロノス神は、もともとは古代ギリシア以前の豊饒の神だったと見られる。後に、時の擬人像であるクロノスChronosが、このギリシア神話のクロノス神Kronosと混同された結果、やはり鎌(後には大鎌)を手にするようになった。この場合、鎌は容赦なく過ぎゆく時の象徴とされる。同様に鎌と大鎌は死のシンボルにもなった。(ハンス・ビーダーマン著「図説・世界シンボル事典」p.111-112より)

13
















図説 世界シンボル事典
ハンス ビーダーマン
八坂書房
2000-11
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骸骨は普通、目に見える死のメタファーとして擬人化され、「砂時計」や「大きな鎌」とともに、たとえば media vita in morte sumus 「われら生のさなかにありて死に囲まれたり」という言葉を喚起するものとして死の舞踏の場面に描かれた。この主題は特に疫病(ペスト)が蔓延した中世末期によく見られた。(ハンス・ビーダーマン著「図説・世界シンボル事典」p.92より)

13
















図説 世界シンボル事典
ハンス ビーダーマン
八坂書房
2000-11




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人間の骸骨あるいは骨格が浮き出た人間の姿は、シャーマニズム的な文化では、イニシエーションの儀礼でトランス状態に入ってゆこうとする者が体験する心理的な崩壊状態をあらわしている。同様の図像は禁欲的な苦行の象徴でもある。

しかし骸骨は、一般的には「死のシンボル」として考えられている。肉体が滅びても、骨は残り、条件がよければ何千年もの間、形をとどめるからである。最後の審判の場面では、死者たちの蘇生の表現として、墓の中から立ち上がる骸骨が描かれることが多い。

錬金術のシンボル表現でも、墓から立ち上がる骸骨は、変成するプリマ・マテリア(Prima materia=第一質料)がニグレド(Niggredo=黒化)とプトレファクティオ(Putrefactio=腐敗)を経て復活・再生することを約束している。

また骸骨は普通、目に見える死のメタファーとして擬人化され、砂時計や大きな鎌とともに、たとえば media vita in morte sumus 「われら生のさなかにありて死に囲まれたり」という言葉を喚起するものとして死の舞踏の場面に描かれた。この主題は特に疫病(ペスト)が蔓延した中世末期によく見られた。(ハンス・ビーダーマン著「図説・世界シンボル事典」p.92より)

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図説 世界シンボル事典
ハンス ビーダーマン
八坂書房
2000-11

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人間の骸骨あるいは骨格が浮き出た人間の姿は、シャーマニズム的な文化では、イニシエーションの儀礼でトランス状態に入ってゆこうとする者が体験する心理的な崩壊状態をあらわしている。同様の図像は禁欲的な苦行の象徴でもある。

しかし骸骨は、一般的には、「死のシンボル」として考えられている。肉体が滅びても骨は残り、条件がよければ何千年もの間、形をとどめるからである。最後の審判の場面では、死者たちの蘇生の表現として、墓の中から立ち上がる骸骨が描かれることが多い。

錬金術のシンボル表現でも、墓から立ち上がる骸骨は、変成するプリマ・マテリア(Prima materia=第一質料)がニグレド(Niggredo=黒化)とプトレファクティオ(Putrefactio=腐敗)を経て復活・再生することを約束している。

また骸骨は、普通、目に見える死のメタファーとして擬人化され、砂時計や大きな鎌とともに、たとえば media vita in morte sumus 「われら生のさなかにありて死に囲まれたり」という言葉を喚起するものとして死の舞踏の場面に描かれた。この主題は特に疫病(ペスト)が蔓延した中世末期によく見られた。(ハンス・ビーダーマン著「図説・世界シンボル事典」p.92より)

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図説 世界シンボル事典
ハンス ビーダーマン
八坂書房
2000-11
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隠者とは、一般的には、俗世を離れ、孤独で禁欲的な生活を送り、幻視の能力や、求めに応じて知恵と助言を授ける能力を獲得した人物のことである。

キリスト教的な意味では、俗世間との交際を断って「神のみと向き合う」宗教的生活の実践者を指す。そうした修道生活としての「独居」を初めて行なったのは、初期キリスト教(コプト教)時代のエジプトの隠者たち(アントニウス)で、彼らは荒野の洞窟でそうした生活を実践した。「修道士」という語(英語:monk, ラテン語:monacus)は、「独り」の意味のギリシャ語 monos に由来する。

後の中部ヨーロッパの隠修士たちは、森の中に庵を設けるようになった。西欧の伝説や聖人伝にはしばしば、このような隠者たちが遁世と祈祷によって奇跡を起こす力を身につけたことが語られている。

世の喧騒を離れて孤独の中で瞑想し啓示を得ようとする「森の隠者」は、キリスト教圏だけではなくインドにも見られる。ガウタマ・ブッダ(釈迦)も、説法をはじめる前に、かなりの期間を遁世と孤独な苦行に費やしたという。
(ハンス・ビーダーマン著「図説・世界シンボル事典」p.46より)

隠者















図説 世界シンボル事典
ハンス ビーダーマン
八坂書房
2000-11
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「愚者」(道化)は、民話や伝説にしばしば登場する人物像。かつての宮廷道化とかかわりが深い。王侯の宮廷に仕えていた彼らには、冗談や諷刺や悪ふざけの仮面をまとって述べれば、真実をしゃべっても罰せられないという「愚者の自由」が与えられていた。宮廷道化は、(ワーグナーの楽劇に「きよき愚か者」として登場する)若きパルジファルのいでたちのように、グロテスクなまだらの服を着て、道化の笏杖を持ち、鈴のついた道化帽をかぶっていた。近代のカーニバルの衣装はこれを模倣したものである。

民衆本に登場する道化、すなわち、いたずら者オイレンシュピーゲルは、16世紀以降ポピュラーになり、ドイツ語では Eulenspiegeleien (=いたずら)などの、(彼の名をもじった)慣用表現が用いられるようにもなった。

タロットの大アルカナの0番は「愚者」とも呼ばれ、ボロをまとった放浪者が子犬に跳びつかれているさまが描かれている。このカードはシンボルとして、世間知らず、叡智を得る放浪の途上にある「きよき愚か者」、無邪気、自然なふるまいをあらわす。(ハンス・ビーダーマン著「図説・世界シンボル事典」p.284より)

愚者
















図説 世界シンボル事典
ハンス ビーダーマン
八坂書房
2000-11
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